あ行のうちの1音を聞いて、その仮名を書けるかどうかをテストします。
それがほぼ正答するようになったら、か行の仮名を覚えていき、あ行とか行の仮名を合わせてテストします。これを何回か繰り返します。
次のような表を作って毎回チェックしていました。
一番左は日付です。STが「あ」と言って、クライアントが『あ』と自力で書けたら『あ』の下の欄に丸(〇)をつけます。
もし書けなかったら、STが「あ」…「あ」…と繰り返し言い、クライアントが「雨」を思い出して言えるのを待ちます。もし、クライアントが思い出せなかったら、STが「雨」と言います。
クライアントが「雨」を聞いて、『あ』と書けたら三角(△)をつけます。それでも書けなかった場合は、バツ(×)をつけました。
もし、書くのに時間がかかった場合は、Time out の意味の T を書いたり、
違う文字に書き誤った場合は、その誤った文字も記録しました。
こうやって、徐々に さ行、た行と進めていきました。
この訓練を開始してから、50音の仮名をすべてテストできるようになるまで1年くらいかかりました。
コメントを残す